第17回「はぴもくcafe」交流会in京都1

2023年10月21日に行われた第17回「はぴもくcafe」交流会in京都について、イベントレポートとして紹介します。

京都のリアル会場では6回目の開催。
今回はお悩み相談会の形式で前回に続き2回目。
相談したい方が悩みをお話し、場面緘黙親の会代表で辻田和彰(緘黙パパ)を中心に先輩保護者の事務局メンバーが相談にのり、経験談を元にアドバイスするというパターンで開催しました。

前回に続いて今回もたくさんの方のお悩みを聞く形になりニーズの高さを感じました。

イベント後にいただいたアンケートの感想を紹介しながらレポートとしてまとめたので、2回目となるお悩み相談会がどんなものになったかチェックしてみてくださいね。

イベント概要

・開催日:2023年10月21日(土)
・開催時間:10:00~12:00
・開催場所:ひとまち交流館京都2F 市民総合センター ミーティングルーム1
・参加費:500円
・対象者:関西在住の場面緘黙の子どもを持つ保護者。支援者の方も歓迎。

参加メンバー

■主催者
・辻田 和彰(緘黙パパ)
場面緘黙親の会代表。
場面緘黙、自閉スペクトラム症の女児を持つ1児の父。

■司会進行
・ココア
自閉スペクトラム症、場面緘黙の思春期女児を含む2児の母。
ひまわりの会(関西)主催。

■トークサポート
・めのの
場面緘黙経験者(幼少期)。
自閉スペクトラム症の女児を持つ1児の母。

■参加者
場面緘黙の子どもを持つ保護者と支援者14名。

当日の流れ

1.司会挨拶・はぴもくcafeについて
2.事務局メンバー紹介・参加者自己紹介
3.お悩み相談会
4.事務局よりお知らせ

参加された皆様の感想

イベント終了後のアンケートで、皆様からいただいた感想を紹介します。

はぴもくcafeの満足度は?

満足:9名
やや満足:0名
どちらともいえない:1名
やや不満:0名
不満:0名

※10名の方から回答をいただきました。

参加した感想は?

※( )には、参加者のお子様の状況がわかるように、大まかな学年と性別を記載しています。

相談者さんのお子さんが少し上の方だったので、今後本人はこう言う辛いことが出てくるのか、親はその時こう声掛けをしてあげればいいのかと、答えは一つではないと思いますが、とてもとても参考になり、貴重なお話でした。ありがとうございました!!
(小学生低学年・男児)

大変勉強になりました。ありがとうございました。
(小学生低学年・女児)

他の方の話を聞いていると、自分の家との共通点がたくさん見つかり、とても参考になりました。
(小学生低学年・男児)

この会の概要を知れて良かったです。
(小学生低学年・女児)

新たな発見があったり、自分も頑張ろうという気持ちにさせていただきました。
(小学生中学年)

みなさんのお話に共感することが多く、とても充実した時間を過ごせました。
(小学生高学年・女児)

母親である私自身が少ししんどくなっていた部分があったのですが、皆さんとお話しさせて頂いて気持ちが楽になりました。ありがとうございました‼︎
(社会人・女児)

本人に[ありがとう]と言うことばが響くという発見があったので、早速使います。
(支援者)

皆さん温かい雰囲気で、相談をしやすかったです。親御さんのいろいろな悩みや経験を知ることで、自分にできることは何かを考えるきっかけとなりました。共感することも多々あり、さりげないフォローが大切だったり、いいこと見つけをたくさんしたり、感謝される側の体験を積めるような場を作ったり…など、頑張っていきたいなと思いました。
(支援者)

同じ悩みを持った方と話せる事は、自分1人だけないという気持ちになります。1人では、孤独を感じ視野が狭くなり苦しくなります。はぴもくcafeでは、経験者の方の話しを聞ける事は大変勇気をもらえると思います。また、自分の苦しい思いを話すことが安心して出来ることはとても大切なことだと思いました。
(支援者)

第17回「はぴもくcafe」交流会in京都2

次回もはぴもくcafeに参加したいですか?

ぜひ参加したい:6名
タイミングが合えば参加したい:3名
どちらともいえない:1名
参加したくない:0名

※10名の方から回答をいただきました。

今後取り組んで欲しいことは?

遅刻したのが残念です、機会があればまた参加します。
(小学生低学年・女児)

それぞれの最近の近況および、悩み相談を引き続き聞いたり話してみたいです。
(小学生中学年・男児)

当事者の方も含めてお出かけをしたい。両親以外に話せる大人を作るために。
(支援者)

その他ご意見、ご感想

今日はさっさと退散してしまいましたが、次回はランチまで参加させてもらいたいなと思いました!
(小学生低学年・男児)

場面緘黙や不登校は、すぐに状況が変わるわけではないだろうと、親として少しづつ心の準備をするとともに、長い目で子供が自分の道を進めるように、サポートしていきたいと思うようになってきました。今後、まだ先ですが、中学校や高校を検討する際にも、また参加して、お話を参考にさせていただきたいです。
(小学生低学年・男児)

初参加でしたが、もっと早く参加すればよかったぁ〜と思うほど、充実した時間を過ごせました。
このような場を設けていただき、本当にありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします♪
(小学生高学年・女児)

このような交流の場を作って頂いてありがたいです。管理人の皆さまありがとうございます‼︎
(社会人・女児)

はじめは少し緊張していましたが、丁寧に教えていただいたり、相談に親身に乗っていただいたりして、本当にありがとうございました。和やかなムードで、とても安心できました。
(支援者)

場面緘黙症の親御様や当事者様から直接リアルな想いを知ることが出来ました。これからも、その想いを知り、どのような支援が出来るかについて考えていきたいと思います。
(支援者)

第17回はぴもくcafe京都を終えた主催者からの感想

今回は前回と同じくお悩み相談会を開催し、多くの方に集まってもらいました。

これまでで一番多い17名(事務局メンバー含む)の方が参加され、会場的には定員いっぱいに近いくらいでした。

お悩み相談会は僕も含め、専門家ではない保護者が相談にのる形なのでどうかなと思っていましたが、2回とも参加者が多く、悩み相談の件数も多かったので、やってみて良かったなと思いました。

支援者側の参加者も何人か来てもらえてお話を聞けたので、支援者側の苦労もわかり、学びの多い回になったのではないかと思います。

レポートのまとめ

参加者の感想からもわかる通り、今回は支援者の方も悩み相談をしてもらえるなど、支援者側の思いや悩みも聞け、お互いに話し合えたことが良かったと思いました。

悩める保護者だけでなく、経験してきた先輩保護者や、場面緘黙経験者や、場面緘黙児の支援者など、幅広い方々とお話しができたことは僕自身も学びになりました。

感想を拝見していると参加者の皆様にとっても有意義な時間になっていることが伝わってきたので、京都でのはぴもくcafeが幅広い学びの場になりつつあるなと感じました。

参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。