場面緘黙親の会LINEオープンチャットに書き込みのあった、5家庭の保護者の「自閉スペクトラム症(ASD)併存の場面緘黙児が小学校就学時に普通級・支援級をどう検討すべきか」についての体験談が参考になりましたので、緘黙マガジン編集部が編集して紹介します。
自閉スペクトラム症(ASD)併存や傾向がある場面緘黙児を持つ親御様は、小学校就学で普通級か支援級、どちらにしようか悩む方が多いのではないかと思います。
この記事では、実際に経験をされた5家庭の先輩保護者が、どのようなポイントで悩み、その後選択した学級でどう感じたのか、体験話としてまとめてみました。
同じような状況で迷っている親御様には、この記事を読んで、参考にしてもらえたら嬉しいです。
※この記事に記載された体験談は、あくまでも個人の感想になり、情報として決め付けるものではなく、様々な可能性やヒントを読者の皆様にお伝えする目的になります。内容が気になる場合は、専門家にご相談ください。
※( )には、体験談回答者のお子様の状況がわかるように、現在のお子様の大まかな学年と性別を記載しています(現在の学年だけではなく、過去に体験された話も回答していただいています)。
普通学級・支援学級を検討した先輩保護者の体験談
勉強よりも支援学級でまずは安心して通えることを目標にしたい
我が子は、自閉スペクトラム症傾向と場面緘黙の息子です。
年長になりやっと行き渋ることが減り幼稚園に通えています。
まだお友達とは話すことは少なく、遊びたくても遊べず、お友達の周りをウロウロしてるようです。
この前、就学前検診があり、視力と聴力検査は固まってできませんでした。
学校見学はやはりいろいろなパターンを想定して何度か足を運んだほうがいいと思うのですが、うちはまだ一度しか行けていません。
うちは支援級予定です。
不安や無理強いを嫌がるからです。
私は勉強よりもまずは学校に安心して通えることを目標にしています。
学校という環境も変わり、発表したり、先生も大きな声を出したりと苦手なところも多いので、それで二次障害や不登校になる可能性もでてくるかと思うので、安心一番でスタートします。
いつでも普通級に移籍することは可能だと聞いたので、本人の希望を聞きながら過ごせたらいいなと思います。
(ふさこさん 就学前・男児)