場面緘黙親の会LINEオープンチャットに書き込みのあった、7家庭の保護者の場面緘黙カミングアウト体験談が参考になりましたので、緘黙マガジン編集部が編集して紹介します。
子どもの場面緘黙についてクラスメイトへカミングアウトすることは、親としてどういう反応や影響があるのかわからないので、不安になってしまい、どうすべきか迷うことでしょう。
この記事では、カミングアウトを経験した7家庭の先輩保護者が、その後の反応やどういう影響があったのか、実際に体験された話としてまとめてみました。ほとんどの方が、場面緘黙の子どもを理解するための絵本『なっちゃんの声』を使ってカミングアウトされています。
カミングアウトで迷っている親御様には、この記事を読んで、少しでも前向きになってもらえたら嬉しいです。
※この記事に記載された体験談は、あくまでも個人の感想になり、情報として決め付けるものではなく、様々な可能性やヒントを読者の皆様にお伝えする目的になります。内容が気になる場合は、専門家にご相談ください。
※( )には、体験談回答者のお子様の状況がわかるように、現在のお子様の大まかな学年と性別を記載しています(現在の学年だけではなく、過去に体験された話も回答していただいています)。
カミングアウトした先輩保護者の体験談
保育園と小学校の時に『なっちゃんの声』を読んでもらってクラスがまとまる
『なっちゃんの声』を保育園の時に二度保育士の方に読んでもらいました。○○君の事?ってクラスの子が言ったらしいです。
そして小学校に上がり担任にお願いして読んでもらいました。
クラスメイトは保育園の時より成長して、理解していたそうです。保育園から一緒の子は、話さない事は知っていたけど、違う園からの子は不思議に思っていたらしいです。それからクラスがまとまり、助け合い、優しいクラスの絆が生まれたそうです。
息子は話さない事をクラスだけじゃなく、全校にも知って欲しいらしいです。4月に全校生徒にも読み聞かせをお願いしてみるつもりでいます。
もし迷ってる方がいるなら保育士、先生に相談するのも良いかと思います。私の場合嫌がらず対応してくれました。小学校入学時には、入学前の書類に細かく書いて合理的配慮を希望したことも良かったのかもしれません。
(ゆうこさん 小学生低学年・男児)