場面緘黙の子どもは、不安になりやすい気質があるため、幼稚園や保育園の環境に馴染めず、徐々に行き渋りが始まりやすい場合が多いです。
行き渋りが始まると、親御様はどうしたら良いかわからず戸惑い、悩むことでしょう。
この記事では、実際に場面緘黙のお子様をもつ親御様からの体験談を募集し、その中から参考になるご家庭の体験談を紹介します。
体験談を通して、幼稚園、保育園の行き渋りの悩みについて、同じように悩んでいる先輩保護者がいることを知り、少しでも気持ちが楽になってもらえたら嬉しいです。
※この記事に記載された体験談は、あくまでも応募していていただいた個人の感想になり、情報として決め付けるものではなく、様々な可能性やヒントを読者の皆様にお伝えする目的になります。内容が気になる場合は、専門家にご相談ください。
※( )には、体験談回答者のお子様の状況がわかるように、現在のお子様の大まかな学年と性別を記載しています(現在の学年だけではなく、過去に体験された話も回答していただいています)。
幼稚園・保育園行き渋りで悩んだこと
こんなに嫌がっているのに、無理に行かせる必要があるのか、何度も悩みました
娘は近所の幼稚園に、満三歳児クラスから通い始めました。その時は週一回の登園でした。最初の数回はキョトンとして行っていましたが、しばらくすると行くのを嫌がるようになりました。当日の朝は「幼稚園いやだ」と言ってぐずり出し、着替えなどの準備も泣いて嫌がるので毎回苦労しました。義務教育ではないしこんなに嫌がっているのに、無理に行かせる必要があるのか、何度も悩みました(当時は双子の妹と同じクラスだったこともあり、緘黙の症状は出ていませんでした。ただ、現在も緘黙の症状は出ていない双子の妹に比べると、人見知りと場所見知りが強く、行き渋りも激しかったです)。
(マルクさん 小学生低学年・女児)