場面緘黙親の会LINEオープンチャットに書き込みのあったマリさん(仮名)の、特別支援学級に対する考え方が参考になりましたので、緘黙マガジン編集部が編集して紹介します。
小学5年生の場面緘黙児を持つマリさん。
娘さんは特別支援学級に在籍した後、普通学級に転籍されました。
その過程の中で、マリさんが支援学級へ行くことについて娘さんにどのように説明し、どのように安心させ、どのように自信をつけさせてきたのか…。
母親であるマリさん自身の支援学級に対する捉え方や考え方は、場面緘黙で支援学級に行かせるか悩む親御様にとって参考になるかもしれません。
※この記事に記載された体験談は、あくまでも個人の感想になり、情報として決め付けるものではなく、様々な可能性やヒントを読者の皆様にお伝えする目的になります。内容が気になる場合は、専門家にご相談ください。
頑張っている支援学級のお子さんたちを本当に尊敬しています
私はたくさんの大人に娘や他の子を安心、安全に過ごせるように見守ってもらえるのが支援学級だと思いますし、在籍してみて本当にその通りでした。
大人であっても、例えば二か所で新しくアルバイトを始めたら緊張するし、疲れますよね。
でも、支援学級のお子さんたちは小さなうちから支援学級、さらに時々交流学級と、担任の先生や関わる友達など環境がいろいろ変わることを経験していきます。
それを頑張る支援学級のお子さんたちは本当にすごいと思います。
私は一番頑張り屋さんだと、常々娘に言ってました。本当に尊敬しています。
「なぜ支援学級に行くのか?」について娘が安心できるように伝えてきた
時々、「何で支援学級のクラスなの?」と友達に聞かれるのですが、娘は答えられずにいます。
娘は家で私に対して「たまに話せないからだっけ?」というふうに言ってきてました。
私は「うん、でも、話さないのは悪いことじゃないし、先生がついてくれてるから支援学級クラス最高じゃん」というふうに言って、本人が安心できるように説明しました。