場面緘黙親の会LINEオープンチャットに書き込みのあったゆりこさん(仮名)の、話すことについて場面緘黙児を安心させる声掛けの話が参考になりましたので、緘黙マガジン編集部が編集して紹介します。
年長の場面緘黙児の娘さんを持つゆりこさん。
保育園で全く話せなかった娘さんに対して、初めはプレッシャーをかける言葉掛けをしていましたが、安心させる言葉に変えてから好転したそうです。
ゆりこさんの経験談を通して、場面緘黙児に対してどのような声掛けが安心につながるのか参考にしてみてくださいね。
※この記事に記載された体験談は、あくまでも個人の感想になり、情報として決め付けるものではなく、様々な可能性やヒントを読者の皆様にお伝えする目的になります。内容が気になる場合は、専門家にご相談ください。
当初は娘にプレッシャーをかけていた
私の娘は、年少の時に保育園で全くお話ができませんでした。
お話できない娘に対して、私は当初プレッシャーをかけてしまっていました。
「おしゃべりできた?」と聞いてしまうこともよくありました。
そのためか、娘は初詣で「保育園でお話できますように」と神様にお願いしていました。
神様へのお願いとしてはかわいいところもありましたが、それを聞いた私は切なかったです。
親として何とかしてあげたいのに何もできない、心が痛い気持ちになりました。
「お話できない子は他にもたくさんいるよ」と伝えた
私はこのままではいけないと反省し、娘に対する声掛けの言葉を変えるように意識しました。
まず話すことにプレッシャーをかけるような言葉を見直し、本人が安心できることは何かを考えるようにしました。
具体的には、こんな言葉を掛けていました。