第22回「はぴもくcafe」交流会in京都1

2024年5月18日に行われた第22回「はぴもくcafe」交流会in京都について、イベントレポートとして紹介します。

京都のリアル会場では8回目の開催。お悩み相談会の形式では4回目です。

参加者は前回より少なめの10名で、相談者も少なめだったので、悩みのある事務局メンバーが相談者として話してもらう形にさせてもらいました。

今回の参加者はお子さんが小学生の方が4名で一番多く、中学生の方が1名、支援者が2名という構成でした。

イベント後にいただいたアンケートの感想を紹介しながらレポートとしてまとめたのでチェックしてみてくださいね。

イベント概要

・開催日:2024年5月18日(土)
・開催時間:9:45~11:45
・開催場所:ひと・まち交流館 京都2F 第1会議室
・参加費:500円
・対象者:関西在住の場面緘黙の子どもを持つ保護者。支援者の方も歓迎。

参加メンバー

■主催者
・辻田 和彰(緘黙パパ)
場面緘黙親の会代表。
自閉スペクトラム症、場面緘黙の小4の女児を持つ1児の父。

■司会進行
・ココア
自閉スペクトラム症、場面緘黙の思春期女児を含む2児の母。
ひまわりの会(関西)主催。

■トークサポート
・めのの
場面緘黙経験者(幼少期)。
自閉スペクトラム症の女児を持つ1児の母。

■参加者
場面緘黙の子どもを持つ保護者と支援者7名。

当日の流れ

1.司会挨拶・はぴもくcafeについて
2.事務局メンバー紹介・参加者自己紹介
3.お悩み相談会
4.事務局よりお知らせ

参加された皆様の感想

イベント終了後のアンケートで、皆様からいただいた感想を紹介します。

はぴもくcafeの満足度は?

満足:5名
やや満足:0名
どちらともいえない:0名
やや不満:0名
不満:0名

※5名の方から回答をいただきました。

参加した感想は?

※( )には、参加者のお子様の状況がわかるように、大まかな学年と性別を記載しています。

相談会やその後のランチでも色々お話し聞いてくださって、今後の進め方のヒントをいただけました。同じ境遇の方のお悩みや回答も新たな発見がありとても参考になりました。寛解された方のお話しを聞けたのも希望が持てましたし、何よりすごく悩んでたので皆さんとお話しできただけで心が軽くなり本当に参加して良かったです。
(小学生低学年・女児)

プレイセラピーをしている大学があると初めて知りました。子供と一緒に通ってみたいと思いました。
(小学生中学年・男児)

明るい未来があるんだと思えました。
(小学生中学年・男児)

前半、事務局の方の経験談や対応の実際を中心に教えていただいて、とても勉強になりました。安心、安全の環境がとても大事であること、活用できる資源のこと。
後半のカフェでは相談者の方のお話をより深く聞けて、困り感や心配はあるけれど、たくさん個人の力を持っているところも知れ、子どもたちの力を信頼したいなと思えました。
(支援者)

多くの方のお悩みについて知ることが出来た。また、支援に繋げられるように取り組みたいと思いました。
(支援者)

第22回「はぴもくcafe」交流会in京都2

次回もはぴもくcafeに参加したいですか?

ぜひ参加したい:4名
タイミングが合えば参加したい:1名
どちらともいえない:0名
参加したくない:0名

※5名の方から回答をいただきました。

今後取り組んで欲しいことは?

引き続き、情報共有の時間や、これまで頑張ってきたことを話していただく時間。
(支援者)

その他ご意見、ご感想

息子に理由を聞いてみても、本人にもわからないみたいで説明できないようなので、経験者として当時の気持ちなどをお聞きできるのがとてもありがたいです。他の方のお話を聞いていても、一人では思いつかないヒントが得られて、助かっています。ありがとうございました。
(小学生中学年・男児)

他の相談者さんの話で、話せるようになってからがまた大変だという事実にショックもありました。ただ、毎日この子の将来どうなってしまうのか不安でしたが、私の相談内容に対しての答えも安心できるものだったのと、たまたまランチの時に両隣におられた方のお話で、明るい未来が待ってるのかなと思えてとてもありがたい時間になりました。
(小学生中学年・男児)
1年ぶりでしたが、また参加できてとてもありがたかったです。
(支援者)

第22回はぴもくcafe京都を終えた主催者からの感想

今回から以前の会場が使えなくなり、新しい会議室に変更したため、参加者が迷わないかどうか心配したり、準備の仕方が変わってバタバタしたりと、運営側としてはドキドキでした。

初めての会場だったので心配していたのですが、大きなトラブルはなく、それなりにスムーズに進行できて良かったです(なんだかんだ予定していた時間より話が長くなり、時間ギリギリまで会場を使いましたが笑)。

相談会の内容としては、今回特に事務局メンバーの場面緘黙が寛解した話やこれまでどう対応してきたかという経験談を多く伝えられたので、参加者の感想にもあるように、今後に希望が持てたという方が多かったように思います。

また、中学生のお子さんを持つ事務局メンバーからの相談では、話せるようになった後からまた別の悩みが出てきて大変だという話があり、そういった経験談も小学生のお子さんを持つ親御様には参考になったのではと思います。

全体的には参加者からの相談内容が具体的だったので、それに対する事務局メンバーの経験談も具体的な対応策を伝えることになり、良いお悩み相談会になったのではないかと思いました。

レポートのまとめ

今回は10名の参加で、人数的には事務局メンバーと親御様と支援者がそれぞれバランス良かったのか、交流の場のランチ会でも満足したという感想が多かったように思います。

相談者は3名で少なかったのですが、逆にじっくり相談内容に向き合え、一緒に考えていくような時間になって良かったです。

何より参加者の感想で、「希望がもてた」「明るい未来が待っているのかなと思えた」といった前向きな言葉をもらえたのが、事務局メンバーとしても嬉しい気持ちになりました。

参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。