小学校入学前後で感じた場面緘黙児の小1プロブレムとは?

場面緘黙親の会LINEオープンチャットに書き込みのあったサユリさん(仮名)の小学校入学前後で感じた小1プロブレム(小1問題)の体験談が参考になりましたので、緘黙マガジン編集部が編集して紹介します。

小1プロブレムとは、一般的に保育園や幼稚園を卒園後、小学校に入学した子どもが学校生活に適応できず、精神的に不安定な状態になってしまうことをいいます。

小1の場面緘黙児をもつサユリさんは、場面緘黙ならではの小1プロブレムを経験されました。

場面緘黙児にとってどんな小1プロブレムが起こりうるのか、サユリさんの経験談を通して参考にしてもらえたらと思います。

※この記事に記載された体験談は、あくまでも個人の感想になり、情報として決め付けるものではなく、様々な可能性やヒントを読者の皆様にお伝えする目的になります。内容が気になる場合は、専門家にご相談ください。

場面緘黙児をもつサユリさんが小学校入学前後で感じた小1プロブレム

場面緘黙の症状がある娘は現在小学校1年生で、普通級に通っています。

今は1年生の三学期になりますが、私が1年生の間で感じた小1プロブレムについて伝えたいと思います。

あくまで我が子の場合になるので、場面緘黙児すべてに当てはまらないかもしれませんが、小学校入学前後の時期を経て感じた小1プロブレムについて、うちの経験が参考になればと思いシェアさせてもらいます。

保育園時代の場面緘黙症状は軽いものだと思っていた

保育園の時の同級生は8人でした。

お友達や担任の先生とは家とまったく同じテンションで普通に話し遊べていましたが、挨拶は誰に対してもできない症状がありました。

また、「フルーツバスケットの鬼」など大勢の前での発話はできませんでした。

運動会やお遊戯会はみんなと同じことができましたが、お遊戯会は年中からセリフの声が小さくなりました。

同級生の人数が少なかったこともあり、安心できる環境では話せていたものの、挨拶ができない、大勢の前での発話ができないことが場面緘黙としての症状でした。

一般会員に申込む

 

会員ユーザーのログイン