第28回「はぴもくcafe」交流会in京都レポート1

2025年4月26日に行われた第28回「はぴもくcafe」交流会in京都について、イベントレポートとして紹介します。

京都のリアル会場では11回目の開催。お悩み相談会の形式では7回目です。

一般の参加者は7名で、参加した親御さんのお子さんは小学生の方が2名、中学生の方が2名、高校生の方が1名、高卒以上の方が1名、支援者が1名という構成でした。

事務局側は4名で、参加した親御さんのお子さんは小学生の方が1名、中学生の方が1名、高卒以上の方が1名、支援者が1名という構成でした。

全員で11名が参加しました。

イベント後にいただいたアンケートの感想を紹介しながらレポートとしてまとめたのでチェックしてみてくださいね。

イベント概要

・開催日:2025年4月26日(土)
・開催時間:9:45~11:45
・開催場所:ひと・まち交流館 京都3F 第3会議室
・参加費:500円
・対象者:関西在住の場面緘黙の子どもを持つ保護者。支援者の方も歓迎。

参加メンバー

■主催者
・辻田 和彰(緘黙パパ)
場面緘黙親の会会長。
自閉スペクトラム症、場面緘黙の小5の女児を持つ1児の父。

■司会進行
・ココア
自閉スペクトラム症、場面緘黙の思春期女児を含む2児の母。
ひまわりの会(関西)主催。

■トークサポート
・めのの
場面緘黙経験者(幼少期)。
自閉スペクトラム症の女児を持つ1児の母。

■参加者
場面緘黙の子どもを持つ保護者と支援者5名。

当日の流れ

1.司会挨拶・はぴもくcafeについて
2.事務局メンバー紹介・参加者自己紹介
3.お悩み相談会
4.事務局よりお知らせ

参加された皆様の感想

イベント終了後のアンケートで、皆様からいただいた感想を紹介します。

はぴもくcafeの満足度は?

満足:4名
やや満足:1名
どちらともいえない:0名
やや不満:0名
不満:0名

※5名の方から回答をいただきました。

参加した感想は?

※( )には、参加者のお子様の状況がわかるように、大まかな学年と性別を記載しています。

今後の進路に関する話など、色々な年齢での目標・課題が聞けて良かったです。
(小学生中学年・男児)

うちの子は中3なので、すでに高校に進学されている方々の話は参考になりました。
地元の地域は受験の際に必要な内申点について今年度から変わるとのことで調べたところ、「主体的に学習に取り組む態度」に大きく比重を置いていて、場面緘黙症の子にはますます厳しいなと思いました。
(中学生・女児)

スタッフの方々からも色々な事を教えていただき、他の参加者の皆さんとも、ゆっくりお話できたので満足。
(高校生・女児)

実際にお会いして話をさせてもらったり経験談などの話を聞かせて頂けるのは親としても大変ありがたく穏やかな時間を過ごさせてもらい心が軽くなった気がします。ありがとうございました。
(高卒以上・女児)

対応の仕方が勉強になる。
(支援者)

第28回「はぴもくcafe」交流会in京都レポート2

次回もはぴもくcafeに参加したいですか?

ぜひ参加したい:1名
タイミングが合えば参加したい:4名
どちらともいえない:0名
参加したくない:0名

※5名の方から回答をいただきました。

今後取り組んで欲しいことは?

克服体験を多く知りたいと思います。
それを直に聞く場があればありがたいです。

うちの子は症状が悪化の一途を辿っていて、頷くことも首を振ることも筆談もしなくなりました。
親がどう動けば症状が改善するのか、また本人が何を考えているのか理解が難しいので当事者の方がその時に考えていたこと、当時を振り返ってしてほしかったことなど知りたいと思っています。
(中学生・女児)

場面緘黙による学習支援の必要性
(支援者)

その他ご意見、ご感想

経験者の話を直に聞くことが出来、色々な選択肢を提示してもらえたのが良かったです。参加しやすく、相談しやすい会だと感じました。
(小学生中学年・男児)

きょうはありがとうございました。
相談させてもらいましたが、話しやすいようお気遣いくださっていたこと、ありがたく思いました。

娘の場面緘黙症と向き合って7年目。
中学校は、小学校ほどほわほわした優しい環境ではなくなったものの、昔と違って不良もいないし、荒れてないし、体罰もないのに「不安?一体何が?」などと、どんどんできないことが増えていく娘を理解できない気持ちもあり、わがままとの境界もわからず、親として未熟な私には子育ての難易度が高いと感じる日々です。
娘が生きていくのが30年前の自分の時代じゃなくてよかったとそればかり思います。

オープンチャットや今日のような場を設けてくださる会があること、大変ありがたく心強く思います。
(中学生・女児)

ご準備いただき、本当にありがとうございました。思っていた以上に色々とお聞きでき、参加できてよかったです。
時間的には問題なかったかと思うのですが、3人目の方の相談時間が、前のお二人に比べ短かった気がしました。余計な事を申し訳ありません。
(高校生・女児)

第28回はぴもくcafe京都を終えた主催者からの感想

今回は3人の相談となり、人数が少なめだったこともあり、それぞれと比較的じっくり話すことができました。

相談内容は、小学校での悩み、中学進学に向けた進路の不安、中学校での困りごと、高校進学に向けた課題など、年齢ごとに幅広いものでした。

参加者の感想には「いろいろな年齢での目標や課題が聞けてよかった」とあり、それぞれの年齢で異なる課題や悩みがあることを、相談を通して実感できたように感じました。

年齢の低い子どもを育てている保護者にとっては、年齢の高い子どもをもつ保護者の話を聞くことで、将来起こりうる悩みを想像しやすくなり、参考になったのではないかと思いました。

レポートのまとめ

いただいた感想の中に、「相談しやすい」「話しやすいよう気遣いしてくれた」と書かれていたことが、嬉しく思いました。

事務局メンバーとしても、参加者が相談しやすい雰囲気を意識していたので、そう感じてもらえたことが良かったです。

今後も、参加者が話しやすく、相談しやすいお悩み相談会にしていきたいと思いました。

参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。