2025年12月26日(金)、場面緘黙親の会会長の辻田和彰が、京都市福祉ボランティアセンター主催講座「思いを聴く~当事者・当事者家族の思い~」で場面緘黙のテーマに関心のある方を対象にセミナーを行いました。
講演概要
・日時:2025年12月26日(金)18:00~19:30
・場所:ひと・まち交流館京都
・対象:テーマに関心のある方はどなたでも
・テーマ:思いを聴く~当事者・当事者家族の思い~
・ゲスト:辻田和彰(場面緘黙親の会代表)
・ファシリテーター:浜内彩乃さん(大阪・京都こころの発達研究所葉、京都光華女子大学看護福祉リハビリテーション学部社会福祉専攻准教授、精神保健福祉士)

講演内容
実際に講演でお話ししたスライド内容のタイトルを下記に抜粋しました。
講演タイトル:娘と父が歩んだ場面緘黙の日々 ―私たち家族の声を聴いてください―
自己紹介
・自己紹介:父親
・自己紹介:母親
・自己紹介:娘
団体紹介
・場面緘黙親の会について
・LINEオープンチャットについて
・活動実績 【研究発表1】
・活動実績 【研究発表2】
・活動実績 【セミナー・講演会】
・活動実績 【メディア掲載・出演】
・活動実績 【交流会・イベント・体験談】
・活動実績 【提言関連】
場面緘黙の基礎知識
・場面緘黙の診断基準(DSM-5)
・場面緘黙の分類
・場面緘黙の社会的課題
娘と父が歩んだ場面緘黙の日々
場面緘黙がわかった初期段階編
・預かり保育に行き始めた2歳で違和感
・幼稚園の靴箱で固まって動けない(満三歳児保育~年少)
・発達検査で場面緘黙の疑いあり(年少)
・書籍には早期発見、早期治療と書いてあり焦る
・場面緘黙専門の病院を探しても見つからない
・児童精神科医にも様子見と言われる
・家族で立ち向かう決意「自分たちでやるしかない」
幼稚園不登園編
・園庭で立ち尽くす娘の姿にショックを受ける(年中)
・親にすら「行きたくない」と言えなかった
・年中後半には登園渋りから不登園に
・「話せない不安」だけでなく「離れられない不安」
・父親は仕事を辞めざるを得なかった
・幼稚園と連携するも具体的な対策は見えず
・療育では話せるようになって希望が見えた
小学校不登校京都編
・1年生:支援級での個別対応で少しずつ学校復帰へ
・父親がメンタル不調で適応障害になる
・2年生:先生の体制が良かったので学校復帰できた
・場面緘黙の対応を聞いても学校も医師も案がなかった
・父親が治療法を考えてやるしかない
・3年生:担任が変わると不登校に逆戻り
小学校不登校大阪編
・引っ越しに合わせてフリースクールに行くがダメ
・娘に対する父親の接し方に課題があった
・4年生:学校復帰を目指すも担任の進め方でまた不登校に
・4・5年生:教育支援センターに居場所を求める
・5年生後半:複数の人と場所で話せるようになってきた
娘の2歳から10歳までの場面緘黙経験から見えたもの
・当事者の娘の経験から見えたこと
・当事者の保護者の経験から見えたこと
・当事者家族として学校に求める対応
・当事者家族として社会へ願うこと

講演後の感想
今回、京都市福祉ボランティアセンター様よりお声がけをいただき、一般の方々に向けて、場面緘黙児をもつ親の思いをお伝えする機会をいただけたことを、大変ありがたく思っています。
「当事者・当事者家族の思いを聴く」という講座テーマを伺い、当事者や保護者の思いを少しでもお伝えできればと思い、我が子とのこれまでの経験を、親の視点から講演資料としてまとめさせていただきました。
当日は、想像以上に多くの方にお申し込みをいただいたと伺っています。定員を早い段階で超え、10席増やしていただいたものの、それでも参加をお断りせざるを得なかった方がいらっしゃったと聞き、多くの関心を寄せていただけたことに驚くと同時に、ありがたく感じました。
講演後にはアンケート結果を共有していただきましたが、講座内容について「満足」とのお声や、新たな学びや気づきがあったという感想を多くいただき、ほっとした気持ちになりました。
当事者目線での体験談や苦労話が中心だったため、皆さんにどのように受け取っていただけるのか少し不安もありましたが、温かい感想をたくさんいただき、講演をさせていただいて本当によかったと感じています。
今回、思っていた以上に手ごたえを感じることができ、我が家の体験談を通して、場面緘黙当事者家族のリアルな声を、今後も多くの方に届けていけたらいいなと思うようになりました。
また、このような機会をいただけることがあれば、ぜひ講演活動を続けていきたいと思います。






