九九暗唱を発表するスモールステップの成功例

場面緘黙親の会LINEオープンチャットに書き込みのあったサユリさん(仮名)の「九九暗唱をお友達に発表したスモールステップ」の体験談が参考になりましたので、緘黙マガジン編集部が編集して紹介します。

小学校生活の中で「声を出す」ことを目標にする場合、どのように学校と調整し、どんなステップを踏んでいけばよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。

サユリさんは、2年生の2学期に「12月にお友達へ九九を発表する」という目標を立て、学校や先生、お友達と協力しながら少しずつ練習を重ねていきました。

サユリさんの体験を通して、学校でのスモールステップをどのように計画し、実行していくかのヒントを見つけてもらえたらと思います。

※この記事に記載された体験談は、あくまでも個人の感想になり、情報として決め付けるものではなく、様々な可能性やヒントを読者の皆様にお伝えする目的になります。内容が気になる場合は、専門家にご相談ください。

お友達へ九九暗唱を発表するチャレンジ

通常学級に在籍する娘は現在、小学2年生で12月半ばをむかえるところです。

2学期になって、「12月にお友達へ九九暗唱を発表する」という目標を立て、12月の初旬に実行することができました。

今回は、10月から12月にかけてクラスメイトと進めてきた発表練習のチャレンジについてシェアしたいと思います。

取り組みを始める前に学校側やお友達の保護者側と調整しました

まず、発表練習の取り組みを始める前提として、学校やお友達との調整が必要でした。

2年生になる前の前年度の2月に、校長先生と副校長先生と面談して「2年生以降について」相談をしました。

そこで「放課後にスモールステップの取り組みをしたい」とお願いし、管理職の先生から許可をもらいました。

放課後にお友達にも練習に参加してもらいたかったので、学校側には以下のような条件付きで許可をもらいました。

お友達の保護者の合意を得ている証拠として、保護者からの連絡帳に「今日は◯◯ちゃんと放課後、九九の練習をします。練習終了後は××です。」記入してもらいました。

練習終了後の××の部分は、「お友達は学童に行く」「帰る場合は保護者がお迎えに来る」「私が自宅まで送る」といった形です。

実際に、お友達2人は学童へ行き、1人は私が自宅まで送りました。

10月:私と娘の2人で練習スタート

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