
場面緘黙親の会LINEオープンチャットに書き込みのあったマチコさん(仮名)の「学校で友達と話す練習」の体験談が参考になりましたので、緘黙マガジン編集部が編集して紹介します。
場面緘黙の症状がある小学3年生の息子さん。
新年度になって話す練習を進め、少しずつ自己開示できるようになりました。
そしてある日、自ら話す練習のチャレンジを決意。マチコさんがサポートし、友達や先生と共に工夫しながら、息子さんがどのように一歩を踏み出したのか、その過程を詳しく紹介します。
マチコさんの経験を通して、お子さんが安心してチャレンジできる母親のサポートについて参考にしてもらえたらと思います。
※この記事に記載された体験談は、あくまでも個人の感想になり、情報として決め付けるものではなく、様々な可能性やヒントを読者の皆様にお伝えする目的になります。内容が気になる場合は、専門家にご相談ください。
新年度の新しいクラスで自己開示ができてきた
場面緘黙の症状がある小学3年生男子の母親です。
3年生の6月、担任の先生に家庭訪問に来てもらい、話す練習を行いました。
その時は、先生に目をつぶってもらい、息子は先生の後ろに立って、背中側からなら話すことができました。
また、国語の発表は動画で行う練習ができたり、通級の先生と一緒に作った釣りゲームを友達と楽しむことができたりと、新しいクラスで徐々に自己開示ができるようになってきました。
「明日、友達と話す練習がしたい!」息子の意欲を最大限サポートすることに
ある日の夜、息子は「明日、友達と相談室(スクールカウンセラー用の小さな部屋)を使って話す練習をしたい! 先生にメモで伝えて頼み込む!」と言い出しました。
明日は急すぎるから無理だよと言っても聞かないので、翌朝私は急遽担任の先生に電話で頼むことにしました。