
場面緘黙親の会LINEオープンチャットに書き込みのあったゆりこさん(仮名)の「保育園で話せるようになったスモールステップ」の体験談が参考になりましたので、緘黙マガジン編集部が編集して紹介します。
保育園の2歳児クラスの時から全く話せなかった娘さん。
ゆりこさんは保育園の送り迎え時に友達との関係に介入し、娘さんが話せるようになるまでスモールステップで取り組まれました。
ゆりこさんの経験を通して、就学前に場面緘黙に対する取り組みについて何をすれば良いのか、参考にしてもらえたらと思います。
※この記事に記載された体験談は、あくまでも個人の感想になり、情報として決め付けるものではなく、様々な可能性やヒントを読者の皆様にお伝えする目的になります。内容が気になる場合は、専門家にご相談ください。
最初は全く話せない子でしたが、年長時にはペラペラ話せるようになった
娘は現在年長ですが、保育園に入った頃は全く話せない子でした。
やりたいこともやれず、園庭をひとりぼっちで歩いていることが多いような子でした。
保育園の他の子からは全く話せない子として見られていました。
そのような保育園のスタートだったので、母親の私としてはどのように対応していけば良いか悩みました。
そこから私は場面緘黙について学びつつ、年少の頃から1年以上かけてスモールステップに取り組み、娘は年中の途中に友達と話せるようになりました。
年長がそろそろ終わる今では、園内ではペラペラ話すことができるようになり、友達や先生に言いたいことを言えるまでになっています。
なぜそうなれたのか、年少から年中の1年以上の期間に取り組んできたことを順を追って説明したいと思います。
友達との関係を中心に進めたスモールステップ
うちの娘の場合は先生より友達のほうが警戒心が弱かったので、友達を中心にスモールステップを進めました。
娘の様子を見ながら、1年以上時間かけてスモールステップを踏んできました経過がこちらです。
1. 娘の前で娘の友達と母親が話す(娘は見ているだけ)
送り迎えのある保育園だったので私が友達関係に介入し、私が娘の友達と仲良くなるよう心がけました。