場面緘黙親の会LINEオープンチャットに書き込みのあったサキエさん(仮名)の「場面緘黙症状があった娘の高校受験」の体験談が参考になりましたので、緘黙マガジン編集部が編集して紹介します。
中学3年生の場面緘黙の娘さんを持つサキエさん。
中学校では緘黙と緘動の症状が強く出ていた娘さんでしたが、高校受験はサキエさんも心配だったものの、なんと試験も面接もうまくできました。
どうしてうまくいったのでしょうか?
サキエさんの経験を通して、高校受験の背景や経緯、お子さんの気持ちなど、参考にしてもらえたらと思います。
※この記事に記載された体験談は、あくまでも個人の感想になり、情報として決め付けるものではなく、様々な可能性やヒントを読者の皆様にお伝えする目的になります。内容が気になる場合は、専門家にご相談ください。
中学校では緘黙、緘動がひどく車椅子移動
うちの娘は中学3年生で、高校受験の真っ最中にいます。
高校は本人の強い希望で全日制普通科を目指しています。
うちの子は中学校が本当に駄目で、緘黙、緘動がひどく、ほとんど話すことも自分の意思で動くこともできず、車椅子で移動しています。
動けないので学校のテストは0点の時が多く、内申点もボロボロでした。
場面緘黙症状が出るのは中学校に関わる場面が中心
場面緘黙の症状は中学校の中が一番出ていましたが、外でも同級生に会うと緘動が出ました。
塾や他の場所だと、緘黙の症状だけで筆談はできました。
病院の先生には小さい声で話せることもありました。
娘は場所や人によって症状が変わり、中学校の中や中学校の同級生がいる場所で症状が出ました。