
場面緘黙親の会LINEオープンチャットに書き込みのあったみすずさん(仮名)の、自閉スペクトラム症併存の場面緘黙児に対して療育の先生がが行った安心できる環境作りの体験談が参考になりましたので、緘黙マガジン編集部が編集して紹介します。
自閉スペクトラム症併存の場面緘黙児を持つみすずさん。
療育(児童発達支援)の先生と行ってきた取り組みの中で感じられた「安心できる環境作り」についてポイントをまとめてもらえました。
みすずさんの経験を通して、療育での安心できる環境作りとはどんなものなのか、参考にしてもらえたらと思います。
※この記事に記載された体験談は、あくまでも個人の感想になり、情報として決め付けるものではなく、様々な可能性やヒントを読者の皆様にお伝えする目的になります。内容が気になる場合は、専門家にご相談ください。
これまで療育(児童発達支援)に通ってきた経過
うちの娘は場面緘黙が改善傾向にあるのですが、その背景にあったことを伝えさせてください。
療育(児童発達支援)に通っていたペースは週2で、一年半通っていました。
うちが通っていた療育は4、5人の子供に対して、先生が3人くらいの環境でした。
ちなみに娘は自閉スペクトラム症あり、母子分離不安強め、感覚過敏ありです。
そんな娘が、児童発達支援を卒業するくらいの頃にはものすごく素に近い感じで、療育の先生とおしゃべりしたり、会話できるようになっていました。
療育で対応してくれていたことの中から、「安心できる環境作り」とはこういうことなのかと、私が感じたこととしてまとめてみました。
場面緘黙児に対して行った療育で安心できる環境への配慮
・毎回の流れやルーティンが決まっていたこと。週2以上、通うことで流れやルーティンを覚えていけた。
・自由遊びの時間にたくさんのおもちゃから今日はこれがやりたいというものが見つけられた。おもちゃの遊び方も学べた。他の子の遊び方を真似て、遊べた。