場面緘黙によって幼稚園・保育園への行き渋りが始まった時の対応方法

場面緘黙によって幼稚園や保育園に行くのを嫌がる行き渋りが始まった時、親としてはどう対応すれば良いでしょうか。
行き渋りが始まった場面緘黙の子どもに対して、どう接してあげれば良いか、どう声がけすれば良いか、どんな対策をすれば良いか、迷うことばかりです。

この記事では、実際に場面緘黙のお子様をもつ親御様からの体験談を募集し、その中から参考になるご家庭の体験談を紹介します。
体験談を通して、幼稚園、保育園の行き渋りが始まった時の対応方法について知り、少しでも気持ちが楽になったり、前向きになってもらえたら嬉しいです。

※この記事に記載された体験談は、あくまでも応募していていただいた個人の感想になり、情報として決め付けるものではなく、様々な可能性やヒントを読者の皆様にお伝えする目的になります。内容が気になる場合は、専門家にご相談ください。
※( )には、体験談回答者のお子様の状況がわかるように、現在のお子様の大まかな学年と性別を記載しています(現在の学年だけではなく、過去に体験された話も回答していただいています)。

行き渋りが始まった時に対応したやり方

義務教育ではないし、まあいいやと思えるようになって、親と娘で休みを楽しんだことが良かった

行き渋りは年中の途中から。支度は自分でするものの、家の玄関で動かなくなりました。
始めは、遅刻して行ったり、どうにもならない日は休みました。
物や食べ物で釣ったりもしました(これは、あまり良くなかったと今は思います)。

そのうち、義務教育ではないし、まぁいいやと思えるようになって、それからは、二人で遊園地に行ったり、パンケーキを食べに行ったりお休みを楽しみました。

そうしているうちに、幼稚園に行くようになりました。
話せないけど、笑顔が日に日に増えて、卒園まで楽しく通えました。
ただ、先生や友達など、環境がよかったのも大いにあると思います。
(アールグレイさん 小学生中学年・女児)

いくつも対策することで保育園への行き渋りがなくなった

年少~年中の一年半程度行き渋りがありました。下記のことを続けてきたことで、年長の頃には行き渋りはほとんどなくなっています。(年中半ばからは緘黙もほとんどなくなっています)

・賛否両論あるかもしれませんが、保育園に行く前に「頑張りおやつ」として小さなゼリーをあげるなど、ご褒美を与えるシステムにしました。頑張りおやつを食べたからには娘も頑張って登園していました。

・園では一言も話せず一緒に遊ぶ友達がいないことが娘の行き渋りの原因だったので、母である私が娘の友だちと仲良くなり、娘の好きなものや面白いエピソードなどを代わりに伝えました。割とゆるい園なので、送り迎えにそれぞれ30分程度かけて娘と友だちを繋げる役割をしました。先生とも毎日楽しそうに会話をする様子を娘に見せました。

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