はぴもくcafe東京Zoom保護者交流会

2021年11月22日に行われた第4回「はぴもくcafe」Zoom交流会トライアルin東京について、イベントレポートとして紹介します。

参加されたのは小学生、中学生のお子様がいる保護者が中心。交流会の中では、参加者の経験談から具体的なアイデアまで、たくさんの情報交換が行われました。

イベント後にいただいた感想を紹介しながら、レポートとしてまとめてみました。はぴもくcafeがどんな様子なのか参考にしてみてくださいね。

イベント概要

・開催日:2021年11月22日(月)
・開催時間:10:00~12:00
・参加方法:zoom
・参加費:無料(トライアル開催により)
・対象者:東京都在住の場面緘黙の子どもを持つ保護者、LINEオープンチャット「場面緘黙親の会」東京のお部屋に参加されている方

参加メンバー

■主催者
・辻田 和彰(緘黙パパ)
場面緘黙親の会代表。
場面緘黙、自閉スペクトラム症の女児を持つ1児の父。

■司会進行
・ココア
自閉スペクトラム症、場面緘黙の思春期女児を含む2児の母。
ひまわりの会(関西)主催。

■Zoomサポート
・あきまま
場面緘黙の中1女児を持つ母。

■チャットサポート
・にじいろ
場面緘黙の年中女児を持つ母。

■参加者
場面緘黙の子どもを持つ保護者4名。

当日の流れ

1.主催者挨拶:緘黙パパより趣旨説明
2.参加者自己紹介(できる方のみ)
3.トークテーマ1:不登校児の自宅学習や好きなこと探し
・宿題を自発的にするにはどうすべき?
・好きな事を見つけたら自分から勉強するってホント?
・本人が好きな事を見つけるにはどうすべき?
4.トークテーマ2:高校進学までに話す練習をどのようにすべきか
・中学から高校に向けて課題となることは?
・話す練習をするにあたって必要なことは?
5.代表総括

参加された皆様の感想

イベント終了後のアンケートで、皆様からいただいた感想を紹介します。

はぴもくcafeの満足度は?

満足:4名
やや満足:0名
どちらともいえない:0名
やや不満:0名
不満:0名

※4名の方から回答をいただきました。

参加した感想は?

※( )には、参加者のお子様の状況がわかるように、大まかな学年と性別を記載しています。

同じ緘黙症の子を持つ保護者の方と出会えて良かったです。年齢も症状も様々ですが、共感できるところも多く前向きな気持ちになりました。
(小学生高学年・女児)

専修高等学校の情報を頂けたこと。話す練習の具体的な案を聞けたことがとてもためになりました!
(中学生・男児)

高等専修学校のことなど、初耳の情報をもらえて新たな選択肢が増えました。
(小学生中学年・女児)

何か新しい試みをしたいと思っていたところ、良いアイディアをもらえました。
まだ先の進学の話は、今のうちから実情を知れて良かったと思います。準備もできますし、慌てないで済む気がします。
(小学生低学年・女児)

次回もはぴもくcafeに参加したいですか?

ぜひ参加したい:2名
タイミングが合えば参加したい:2名
どちらともいえない:0名
参加したくない:0名

※4名の方から回答をいただきました。

今後取り組んで欲しいことは?

もうされているかもしれませんが、年齢ごとに区切ったzoomお茶会や全体でのお茶会があっても学びになるのでは?と思いました。
(中学生・男児)

大変なことを、大変だよねーと、共感し合えたら、気持ちが楽になりそうなので、そのような話題もお願いしたいです。
愚痴だと暗くなるので、明るく笑い飛ばせるような雰囲気だと嬉しいです。
(小学生低学年・女児)

その他ご意見、ご感想

今日はありがとうございました。チャットでの参加もでき、娘が同じ部屋にいたので助かりました。娘にも、自分と似たお話が苦手な子はたくさんいると教えてあげたいので今後はこどもを交えた企画をしてもらえると大変嬉しいです。不登校の子とは接する機会があるのですが、場面緘黙の子はリアルで会ったことがないため自己肯定感が低いようにも感じるので…
(小学生中学年・女児)

皆さんが立派すぎて、参考にはなるのですが、少しプレッシャーになります。失敗談など、弱い部分も聞いてみたいです。
(小学生低学年・女児)

できれば月曜日以外ですと参加しやすいかなと思います。
(小学生中学年・女児)

子どもに合った方法を模索し試行錯誤している話を聞けて、私にはない視点を教えてもらえて学びになりました。1人で悶々としていても進まないこともこうやって親が知恵を持ち合わせれば新しい道を切り開けるのかな?と感じたので今後も積極的に参加したいと思います。
今回、このような場を作って頂きスタッフの皆さんありがとうございました。
(中学生・男児)

第4回はぴもくcafe東京を終えた主催者からの感想

今回は、オープンチャットでも参加者が最も多い、東京での開催となりました。

参加者は、小学校や中学校のお子様を持つ保護者が中心で、事前アンケートでリクエストのあった不登校児の自宅学習や高校に向けての話など、就学後の悩みがトークテーマになりました。

参加者同士、具体的なアイデアを出し合えた

1つ目のトークテーマは、不登校児の自宅学習や好きなこと探し。

不登校で悩まれている親御様からの相談を、参加者の皆様と一緒に話し合いました。

場面緘黙で不登校の子どもに対し、宿題を自発的にするにはどうすべきか。難しい問題でしたが、参加者の皆様や主催者側メンバーからいろいろなアイデアが出てきました。

そもそも学校の宿題をさせるべきかといった話題にも広がり、考えさせられることが多かったように思います。子どもが好きな事を見つけるにはどうすべきか、自発的に勉強するにはどうすべきか、といった話にもつながり、話す時間が足りないくらいでした。

参加者同士、実際に試した経験話から具体的なアイデアを出しあえたことが印象的で、主催者自身も不登校で同じ悩みを持っていたため共感することや学びがたくさんありました。

子どもに合った方法を模索する話が多く出ました

2つ目のトークテーマは、高校進学までに話す練習をどのようにすべきか。

高校に向けての課題や、高校の選択肢を話しあった際には、いただいた感想にもあるように、専修高等学校の経験談から参考になることがありました。

話す練習については、高校進学を控えたお子様だけではなく、皆様共通の課題だったので、それぞれの経験から具体的な案を出しあえたのではないかと思います。

お子様の状況やタイプもあるので、共通の正解があるわけではないかもしれませんが、子どもに合った方法を模索しているのは共通しているなと感じました。

レポートのまとめ

参加者の感想からもわかるように、今回のはぴもくcafe東京では、具体的なアイデアや経験話が多く出て、有益な情報交換になったのではないかと思います。

一方で、情報や対応アイデアばかりになると、参加者にとってはプレッシャーになる場合もあると感じました。お子様だけでなく保護者も様々な段階の方がいらっしゃると思うので、主催者側としてはいろいろな保護者に寄り添えるよう、はぴもくcafeを運営したいなと思いました。

参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。